早稲田大学 人間科学学術院
この研究室では、酵素やタンパク質を利用することで環境や資源の問題の解決を図り、SDGsやカーボンニュートラルの達成など持続可能な人間社会の構築に貢献することを目指した研究として、
身の回りの生物や極限環境微生物が持つ酵素やタンパク質を材料とした研究、人工的に改変した酵素の開発や絶滅生物種から有用酵素を探索する研究をおこなっています。
加えて、人類から微生物まで全生物共通のルーツを探るための生命の起源と初期進化、および、当時の地球環境に関する研究もおこなっています。さらに、宇宙における生命の起源の可能性も探求しています。
当研究室への配属を検討されている方はこちらもご覧ください。
赤沼 哲史 (Satoshi Akanuma)
早稲田大学 人間科学学術院 教授
博士(理学)
〒359-1192
埼玉県所沢市三ケ島2-579-15 早稲田大学所沢キャンパス
100号館5階 530号室(研究室)、596号室(実験室)
Tel, 04-2947-6727(内線 76-3530)または04-2947-6811(内線76-3596)
E-mail:akanuma @ waseda.jp(@前後のスペースを削除してください)
環境に優しい生体触媒である酵素を、環境、食品、医薬品合成等に利用することを目指し、酵素の機能や性質を自由に改変するための技術開発をおこなっています。 特に、耐熱性と低温活性を両立した酵素を開発することを試みています。また、プラスチック分解酵素の開発等、環境や資源の問題解決、カーボンニュートラルの達成に役立つ酵素の開発にも取り組んでいます。
約40億年前に地球上で最初に誕生した生命はどんな生物だったのでしょうか?現在の生物が持つ遺伝子やタンパク質から40億年の進化を遡るこによって、 祖先生物の遺伝子やタンパク質を復元・解析し、地球最古の生物の姿を明らかにすることを試みています。 生命の誕生をもたらした初期の地球環境についても実験により研究しています。 さらに、生命の「文字」とも言えるアミノ酸に着目して、生命の起源解明のための手がかりを探索するとともに、宇宙で見つかったアミノ酸から生命が誕生し得るか検討しています。